離乳食・幼児食に役立つ重ね煮を時短で作る方法は?
保存方法やアレンジレシピを知りたい!
- 離乳食・幼児食に重ね煮がおすすめな理由
- 重ね煮を時短で作る方法
- 重ね煮の保存方法
- 発達段階に合わせた、重ね煮の食べさせ方
- 重ね煮のおすすめアレンジ
hiyoko
この記事を書いている私は、2019年に双子の女の子を出産、現在子育て中。双子妊娠や双子育児について、実際の経験に基づく情報を発信しています。
子供に毎日野菜を食べさせたい・・!と思いつつも、忙しくて料理をする余裕がない日もたくさんありますよね。
私は時間のある時に、冷蔵庫にある野菜を使って、「重ね煮」を鍋いっぱいに作っておきます。
野菜の重ね方に順番があって、あとは少量の水と塩だけコトコト煮るだけ。
それだけで、野菜の旨味が引き出されて、とても美味しくなるのです。
野菜が柔らかく仕上がるので、離乳食や幼児食にもとてもおすすめ。
冷凍保存もできて、色々とアレンジもできるので、ストックしておくと便利です。
鍋にいっぱい作ろうとすると、弱火で一時間程かかるのですが、シャトルシェフという保温調理鍋を使うと、沸騰してから弱火20〜30分くらいの加熱時間で作れます。
今回の記事では、「重ね煮」を離乳食や幼児食に活用する方法についてご紹介します。
重ね煮とは?
重ね煮は、食養料理家の故・小川法慶先生(1910-1994年)によって考案されました。
東洋の自然観である「陰陽論」を基に、それぞれの食材のもつ陰と陽のエネルギーが鍋の中で調和するように、層状に重ねて煮ます。
すると、砂糖も化学調味料も使わずに、本来、野菜が持っている自然の「うまみ」が最大限に引き出されるという調理法です。
離乳食・幼児食に野菜の「重ね煮」がおすすめな4つの理由
何も考えずに作れる
とにかく重ねて煮るだけなので、育児で疲れて頭が回らない時でも、何も考えずに作れます。
厳密に全ての野菜の層を重ねようとすると大変ですが、私は難しく考えずに、冷蔵庫にあるものだけで作ってしまいます。(抜かす層もあります。)
冷蔵庫の中の、使いかけの残り野菜も放り込めるので、冷蔵庫の掃除にもなります。
野菜が柔らかく、食べやすい
根菜類もとても柔らかく、美味しく仕上がるので、小さい子供でも食べやすいです。
フォークなどで潰してあげれば、まだ歯の生えていない赤ちゃんの離乳食にもなります。
たくさん作って冷凍保存できる
時間のある時に、たくさん作っておいて、冷凍保存できます。
小分けにできる冷凍容器を使えば、使う分だけ解凍できるので便利です。
色々な料理にアレンジできる
重ね煮は、少量の塩のみで調理しているので、色々な料理にアレンジできます。
水を加えて味噌を溶くだけで、出汁いらずの美味しいお味噌汁ができたり、トマトソースやチーズを加えれば、洋風にもアレンジできます。
重ね煮を時短で作る方法
重ね煮は少量の水のみで煮るので、焦げ付かないように様子を見ながら、コトコト弱火で加熱します。
根菜類を、小さい子供でも食べられるくらいの固さまで煮ようとすると、一時間くらいは火にかけないといけません。
私はシャトルシェフという保温調理器を使うことで、沸騰してから20〜30分くらいの加熱時間で重ね煮を作っています。
(シャトルシェフについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています↓)
4.5Lのシャトルシェフの鍋いっぱいに、野菜を重ねて作ります。
時短で作れるので、夜寝る前でも、思い付いた時に気軽に作れます。
離乳食や幼児食にも使える、重ね煮の作り方
シャトルシェフを使って、私が子供たちによく作っている重ね煮をご紹介します。
たいてい冷蔵庫に常備してある野菜を使った、シンプルなレシピです。
重ね煮はこのイラストのような順番に、具材を重ねていきます。
上に伸びる力が強い陰性の食材ほど下の層に、下に伸びる力が強い陽性の食材ほど上の層にくるように、鍋の底から順番に重ねていきます。
鍋の中で、上に向かおうとする陽性の力と、下に向かおうとする陰性の力が、影響しあい、調和して、素材の持つ本来の甘味やうまみを引き出すことができるそうです。
鍋底に塩をひとつまみ
少量の塩が野菜の旨味をひき出してくれます。
せっかくなので、自然塩を使いたいですね。
海藻類・きのこ
海藻類におすすめなのが、出汁をとった後の昆布。
冷凍してストックしておいたものを、はさみで小さく切って入れます。
重ね煮に入れた昆布は、とても柔らかくなるので、娘たちはパクパク食べます。
その他には、わかめやひじきなどを入れたりもします。
きのこ類は、椎茸を入れることが多いです。・・
小さい子供でも食べやすい様に、かなり薄く切って入れます。
その他、しめじやエノキなどを入れる時も、細かく刻んでから入れます。
果菜類
なす、トマト、キュウリなど果実としての野菜。
いんげんや豆類もここに含まれます。
今回はなすを入れました。トマトを入れると全体に酸味が出るので、小さい子供は嫌がることもあるかもしれません。
葉菜類
ブロッコリー、キャベツ、小松菜、白菜、長ネギなど。
私は、キャベツか、冬は白菜を入れることがほとんどです。
一口サイズに切って、たっぷり入れると、全体にボリュームがでます。
いも類
今回はじゃがいもを入れました。
サツマイモやカボチャを入れると、甘味が出るので、子供は喜びます。
根菜類
大根、玉ねぎ、人参、ごぼう、レンコンなど。
人参は、色がきれいなので、私は必ず入れます。
玉ねぎも甘味が出るので、必ず入れています。
穀物
米、麦、あわ、ひえ、きびなど。
私は抜かしてしまうことが多いです。
今度入れてみよう・・。
魚介類
一番上層に、何かシーフードを入れると、全体の旨味がアップします。
新鮮なものを用意しようと思うと大変なので、私は乾物や缶詰などを使います。
ちりめんじゃこ、煮干し、干しあみ、シーチキン・・など。
おすすめなのが、干し貝柱。
固いので、水で戻してから加えます。(戻し水は、重ね煮の差水に使います。)
少量でとてもいい旨味が出ますよ。
重ね塩
一番上にも、塩を少量振ります。
誘い水を入れて、弱火でコトコト煮る。
重ね煮には、「無水の重ね煮」と「水を使う重ね煮」があるようです。
私は、野菜の水分だけで煮る方が、後でアレンジが効くので好きです。
ただ、忙しい生活では、鍋から目を離してしまうことも多いので、焦げ付き防止に最初から少量の水を入れて煮ています。
火が強いと下の方が焦げついてしまうので、最初から弱火で煮ます。
グツグツ煮え出すと、野菜からどんどん水分が出ます。
野菜がしんなりしたらシャトルシェフに入れる。
グツグツ煮え始めて、20~30分くらいで、全体的に野菜がしんなりしてきたら、シャトルシェフのポットに入れます。
あとは数時間放置するだけで、完成です。
子供が幼稚園に行っている午前中に仕込んで、夕食に食べることもできます。
夜寝る前に仕込んで、翌朝の朝食にすることもあります。
重ね煮の保存方法
2~3日で食べない分は、冷凍で長期保存
私は一度にたくさん作るので、2〜3日で食べる分だけ冷蔵庫に入れて、あとは冷凍保存します。
冷凍保存用の小分け容器は、リッチェル のトレーがおすすめです。
柔らかい素材で取り出しやすいのに、繰り返し使っても壊れない耐久性があります。
子供が食べる分だけ、少量ずつ取り出して解凍できます。
おすすめの解凍方法
電子レンジは使わないで解凍する方が、健康に良いと思います。
お味噌汁なら、凍ったままの重ね煮に、お水を足して火にかければOK。
水を加えない時は、蒸し器を使います。
小皿に重ね煮を入れて、ご飯など他の食材と一緒に蒸し器にかけます。
(蒸し器を使った、離乳食の解凍方法については、この記事で詳しく紹介しています↓)
発達段階に合わせた、重ね煮の食べさせ方。
次に、子供の発達段階に合わせた、重ね煮のおすすめの食べさせ方をご紹介します。
離乳食初期〜中期(5ヶ月〜8ヶ月くらい)
色々な育児本で勉強したところによると・・赤ちゃんを野菜好きにするには、離乳食の時期には、野菜を素材ごとに分けて食べさせた方が良いそうです。
いろんな野菜を混ぜた野菜ミックスを与えると、赤ちゃんは何かよくわからないものを食べさせられていると思い、野菜嫌いになることが多いとか。
なので、重ね煮も、素材ごとに分けて、食べさせることをおすすめします。
(冷凍保存も、素材ごとに取り出して、小分けにします。)
そして、食べさせる時に、「これが人参だよ」「キャベツをどうぞ」と、野菜の名前と味を一致させていきます。
味付けもしないで、野菜の味そのものを覚えさせた方が良いと思います。
まだ、歯が生えていないので、潰したり、刻んだり、食べやすい形にして、様子を見ながら少しずつ与えます。
離乳食後期〜完了期(9ヶ月〜1歳半くらい)
まだ、素材ごとに分けて与えます。
言葉が発達してくる時期なので、図鑑を使って野菜の名前を覚えたり、本物の野菜を触らせたりすると、食べることにも、ますます興味をもってくれます。
歯が生え始めるので、飲み込み具合や消化具合を見ながら、少しずつ潰し具合や刻み具合を大きくしていきます。
3本指で上手につまんで食べたり、スプーンで食べたり、自分で食べてくれるようになります。
幼児食期(2歳前後〜)
2歳頃になって、奥歯が生えてくると、大人と同じようなメニューが食べられるようになってきます。
ただ、自己主張が始まって、以前のようには、なんでも素直に食べてくれなくなります。
私は、2歳前後で、野菜を素材ごとに分けて与えるのはやめて、その代わりに、重ね煮を色んな料理にアレンジして食べさせるようにしました。
味付けも、少しだけ、醤油やソース、ケチャップ、チーズなどをかけると、よく食べてくれました。
この時期は、マンネリ化すると食べてくれないので、目新しさや楽しさを意識して食べさせました。
また、きのこを房にわけたり、キャベツや白菜を手でちぎったり、子供に重ね煮作りを手伝ってもらうのもおすすめです。
野菜を好きになるきっかけにもなるし、手先を使う練習にもなります。
以上、私のおすすめする、発達段階にあわせた重ね煮の食べさせ方でした。
私が双子の娘を育てている経験からのみの情報ですが、今のところ、二人ともとても野菜好きに育ってくれています。
重ね煮のおすすめアレンジ
次に、重ね煮のおすすめアレンジについて紹介します。
味噌汁
一番のおすすめはお味噌汁。
重ね煮に水を加えて、ひと煮立ちさせたら、お味噌を加えるだけ。
出汁いらずで美味しい味噌汁を初めて飲んだ時は、とても感動しました。
トマト&チーズ
市販のトマトソースと、チーズを乗せて、オーブンで焼いたり、蒸し器で温めたりすると、イタリアンな一品に仕上がります。
★おすすめのオーガニックトマトソース↓
ポテトサラダ
ほくほくに茹でたジャガイモを潰して、重ね煮を混ぜ込むと、具沢山のポテトサラダができます。
味付けはマヨネーズや、たっぷりのすり胡麻・味噌で和風にしても。
卵と一緒に
重ね煮と卵があれば、バランスの良い朝食がすぐに食べられます。
重ね煮を卵に混ぜて、オムレツや卵焼きに。
スクランブルエッグと一緒に、重ね煮を炒めたり。
私がよく作るのが、重ね煮を少量の水で温めて、そこに卵を割り入れるだけの料理。
味付けは、好みで塩、醤油、ソースなどをかけます。
「重ね煮」の本
重ね煮についてや、アレンジ方法について、もっと知りたい方へ。
重ね煮に関する本もたくさん出版されています。
まとめ
この記事では、私が離乳食・幼児食に活用している、”重ね煮”についてご紹介しました。
何度も作っていると、自分なりのお気に入りの具材や、アレンジ方法が見つかってくると思います。
私もこれからも、色々な作り方を試してみようと思います。
今回は以上です。
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