食事・離乳食

蒸して解凍する!電子レンジなしで離乳食を温める方法。

せいろで離乳食解凍
うーたん

電子レンジは電磁波の影響が気になる…。

電子レンジなしで離乳食を解凍する方法が知りたい!

こんなお悩みに役立つ記事です。

本記事の内容

  • 離乳食に電子レンジを使わない理由
  • 蒸し器(せいろ)を使って、離乳食を温める方法
  • 蒸し器(せいろ)を使うメリットとデメリット

本記事を書いている人

hiyoko

hiyoko

この記事を書いている私は、2019年に双子の女の子を出産、現在子育て中。双子妊娠や双子育児について、実際の経験に基づく情報を発信しています。

今回は、電子レンジを使わないで、離乳食を解凍する方法についてご紹介します。

私は子どもができる以前から、電子レンジは極力使いたくない主義で、せいろ(蒸籠)を使って、ご飯やおかずを温めていました。

なので、双子の娘たちの離乳食が始まった時も、できるだけ電子レンジは使いたくないと思いました。

赤ちゃんの食べる量は少ないので、離乳食は、まとめて仕込んだものを冷凍します。

それを解凍するときに、電子レンジではなく、以前から使っていた、せいろ(蒸籠)を使ってみました。

すると、なかなか使い勝手が良く、娘たちが1歳半になった今でも、主にこの方法で食事を用意しています。

それでは、やり方を紹介していきます。

離乳食に電子レンジを使わない理由

電子レンジ

電子レンジは、食品にマイクロ波という強力な電磁波を照射します。
そのマイクロ波が食品に含まれる水分を回転・振動させ、摩擦熱を起こすことで、食品を温めるという仕組みです。

その結果、食品の栄養素が破壊されたり、体に有害な物質へ変化したりする、という話があります。

電子レンジの危険性について、科学的な真実はわかりませんが、私は感覚的に避けたいものだと感じます。

火で調理したものと同じとは思えませんし、実際に電子レンジでチンしたものは、あまり美味しく感じません。

なので、子どもにも、できる限り、電子レンジを使わないで調理したものを食べさせたいと思っています。

離乳食は冷凍してストック。

蒸し器を使う前段階として、まず離乳食は、一度にまとめて仕込んで、冷凍しておきます。

まとめて仕込むと便利なのは、こういう食材。

  • おかゆ
  • 柔らかく煮た野菜(人参、キャベツ、玉ねぎ、大根など)
  • 青菜(茹でて細かく刻む)
  • いも、かぼちゃ
  • 肉、魚

おかゆ、柔らかく煮た野菜、いも類などは、細かく潰して、保存容器に入れて冷凍します。
離乳食を冷凍保存

保存容器はリッチェルのフジージングトレーがとてもおすすめです。
冷凍したものを取り出しやすいし、強度もバツグン。一年以上使っていても、まだひとつも壊れていません。


肉や魚は、お団子にして、ジップロックで保存。

かぼちゃも、皮はのぞいて、ジップロックで保存します。

離乳食を電子レンジ以外で解凍する方法。

せいろ、蒸し器(せいろ)を活用する

冷凍した離乳食を解凍するときは、電子レンジの代わりに、蒸し器を使います。
私は、出産前から使っていた、せいろ(蒸籠)を使っています。

小さめのせいろは、場所も取らず、扱いやすいので、おすすめです。

15cmの三段重ねのせいろを使っています。

三段重ねだと、自分のご飯も一緒に温めて、せいろごと食卓に出せます。

離乳食を蒸し器に入れる方法。

せいろで離乳食を解凍

おかゆは、セリアで購入した、少し深めの陶器がぴったり。
野菜類は、保存容器から取り出したものを、おちょこサイズの小さい器に入れて並べます。

肉や魚のお団子は、そのまま。

ブロッコリーなど蒸しただけで柔らかくなる野菜も、切ってそのまま並べます。

10分から15分ほど蒸す。

冷凍から蒸すと、温まるのにとても時間がかかります。

なので、昼食の分は朝起きてすぐ、夕食の分は昼寝起きくらいに、冷凍庫から出して常温で半解凍にしておきます。

半解凍の状態からだと、沸騰してから弱火で10分〜15分くらい蒸せば温まります。

お皿に盛り付けする。(メニュー例)

離乳食の初期は、おちょこからそのままスプーンで食べさせていました。

手づかみ食べをするようになってからは、お皿に盛り付けるようにしました。
熱々でも、平たいお皿に盛り付ければ、すぐに冷めます。

先ほどの写真の、せいろで温めた離乳食を盛り付けると、こんな感じです。
(娘たちが1歳半くらいのメニュー。まだ前歯しか生えていない頃。)

★野菜たち(アボカドは生のまま)。
離乳食_野菜

↑お皿はバンキンスのひっくりかえされないお皿です。

★豚肉トマトソースご飯。
離乳食_豚肉トマトソースご飯

★さつま芋のヨーグルトかけ。
離乳食_さつま芋ヨーグルトかけ

蒸し器ひとつで、こんなメニューと、自分のご飯も一緒に用意できます。

蒸し器(せいろ)を使う段取りについて

時間管理
冷凍した離乳食を、蒸して解凍する方法について説明しました。

ただ、蒸し器で離乳食を解凍するのは、電子レンジよりも時間がかかります。
なので、1日のスケジュールの中で、計画的に準備をしておくと、スムーズにいきます。

常温で半解凍にしておく。

朝起きてすぐに昼食の分を、昼寝前後に夕食の分の離乳食を、冷凍庫から取り出して、常温で半解凍にしておきます。
(暑い夏は、ある程度溶けたら、冷蔵庫に入れます。)

お出かけ前にセット完了。

我が家は、朝・夕の2回、近所の公園にお出かけします。
帰ってきたらすぐに温め始められるように、お出かけ前には、せいろに離乳食をセットしておきます。

鍋にも水をはって、後はコンロの火をつけるだけの状態にしておきます。

帰ったらすぐに温め始める。

お出かけから帰ったら、子供たちをベビーカーから降ろす前に、離乳食を温め始めます。

20分ほどで温まるので、その間に、子供たちの服を着替えさせたり、手を洗ったりします。

その後、器に盛り付ければ、すぐに食べる準備ができます。

蒸し器で離乳食を解凍するのは、電子レンジよりも手間と時間がかかりますが、段取りを工夫して、忙しい中でも続けることができています。

離乳食に蒸し器(せいろ)を使うメリット

赤ちゃん食事

離乳食が始まってから、もう1年ほど蒸し器を使って離乳食を温めています。
私が感じたメリットは次のようなものです。

水分が戻って美味しい。

電子レンジで温めると、食べ物が部分的に固くなったりします。
蒸し器で温めると、水分が戻って、ご飯も肉・野菜もふっくら、美味しいです。

自分のご飯も一緒に蒸せる

大きな蒸し器を使ったり、3段重ねのせいろを使ったりすれば、離乳食と一緒に自分のご飯も一緒に蒸せます。

冷やご飯や、昨日の残りのおかずなどを、一緒に蒸してしまえば、一人分の簡単なお昼ごはんくらいは、離乳食と一緒に温められます。

双子の娘たちは、「手づかみで良いので一人で食べる」という方針で離乳食をすすめたので、1歳前には、ほぼ一人で、食事を口に運べるようになりました。

なので、私も自分のご飯を一緒に蒸して、二人の手伝いもしながら、自分も食事をしています。

鍋のお湯も活用できる

蒸し器は、鍋のお湯も活用できます。

私がよくするのが、ゆで卵
せいろで離乳食を温めながら、下のお湯で、卵をゆでます。
出来上がったら、自分で食べたり、つぶして離乳食に混ぜたりもできます。

他にも、レトルトのカレーやパスタソースを温めたり、湯豆腐を作ったり・・光熱費と時間を節約できます。

離乳食に蒸し器(せいろ)を使うデメリット

顔を手でかくす子供

最後に、離乳食の解凍に蒸し器を使うデメリットについても、書いておこうと思います。

時間と手間がかかる

電子レンジよりも、時間と手間がかかります。

調理時間も長いですし、蒸し器も洗わないといけないので、洗い物も増えます。

段取りを考えたり、自分のご飯も一緒に蒸すなど、少しでも時間と手間を節約する工夫が必要です。

光熱費がかかる

蒸し器で解凍するのは時間がかかるので、ガス代・電気代も余計にかかります。

毎日のことなので、積み重なると大きいですね。

やけどに注意

蒸し器を使う上で一番注意が必要なのが、やけど。

子供が足にまとわりついてきた時に、蒸し器のお湯がこぼれたら・・と思うとゾッとします。

我が家では、キッチンにはゲートをつけて、絶対に子供は入れないようにしました。

1歳を過ぎて、ゲートを乗り越えるようになった頃には言葉が通じ出したので、キッチンにはお湯や包丁があって危ないので、絶対に入ってはいけない、と言い聞かせました。

それでも入ってきたときには、とても厳しく対応しました。

それを繰り返し、1歳半の今は、キッチンには入ってはいけないということを理解してくれています。

また、子供だけでなく、自分もやけどをしないように、よく気をつけなければなりません。
急いでいる時は特に、注意が必要です。

追記:現在(双子4歳)の食事作りについて

現在の我が家の4歳双子の食事作りについて、追記します。

引き続き、電子レンジなしの生活を続けています。

ただ、子供たちが大きくなり、小さなせいろでは容量が足りなく、大きな蒸し器を買って活用しています!

最初は大きすぎると感じた蒸し器ですが、これがめちゃくちゃ便利・・!

ご飯やおかずの残りを温めながら、野菜やサツマイモを蒸したり、茹で卵を作ったり、冷凍食品を解凍したり・・。

ただ光熱費はかかるので、朝ご飯のついでに、お昼の分も温めてお弁当にしたり、夕食の下ごしらえもしてしまったり、段取りを考えて使っています。

子供たちはすぐに成長するので、小さいせいろも良いですが、最初から大きな蒸し器を買うのもアリかもしれません。

まとめ

今回の記事では、電子レンジを使わないで、離乳食を作る(解凍する)方法についてご紹介しました。
蒸し器を使う方法は、最初は面倒に感じますが、慣れて毎日のルーティンになってくると、特に不便は感じません。

味や仕上がりも、作り立てのように水分が戻って、美味しいです。
子供たちもよく食べてくれます。

デメリットもありますが、離乳食作りのひとつの方法として、「たくさん作って冷凍→蒸し器で解凍」はとてもおすすめです。

今回は以上になります。

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