鏡が子供の発達に良いというのは本当?
割れない壁掛け鏡のおすすめが知りたい!
- 赤ちゃん期と幼児期、それぞれの鏡の知育効果と使い方。
- 子供に鏡を見せたらダメって本当?
- 私が実際に感じた鏡の知育効果。
- 子供にも安心!軽くて割れない、おすすめの全身鏡をご紹介。
FacebookやGoogleの創始者、将棋の藤井聡太棋士など、著名人が幼少期に受けていたことでも知られるモンテッソーリ教育。
モンテッソーリ 教育では、子供の発達を促すアイテムとして、赤ちゃんの頃から、部屋に「鏡」を置くことがすすめられています。
私も、色々な育児本を読む中で、モンテッソーリ 教育に興味を持ち、子育ての中にできる範囲で取り入れています。
「鏡」も、軽くて割れない安全なものを購入して、子供が自分の姿を見られる環境を作っています。
今回の記事では、私が実際に感じた鏡の知育効果や、おすすめの割れない全身鏡についてご紹介します。
【モンテッソーリ教育】鏡の知育効果は?いつから使う?
私が、ホーム・モンテッソーリで参考にしているの本をご紹介します。
▼実践的でおすすめなモンテッソーリ 本▼
この本の中でも、子供の発達を促すアイテムとして、「鏡」が登場します。
赤ちゃん期の鏡の使い方
赤ちゃんのためのお部屋づくり。
赤ちゃんが目覚めている時に過ごす「運動コーナー」に、横向きに寝かせた鏡を置いておきます。
鏡に映る自分の姿を見るために、顔を向けたりすることが運動になる
鏡の中にいるのが自分であることに気づくのはまだまだ先です。
しかし、鏡に向かって笑ったり、手を伸ばしたりすることで刺激を受けることができます。
p70 『赤ちゃんをお迎えする4つのコーナー』運動するコーナーより
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幼児期の鏡の使い方
鏡に映る自分を認識できるようになってからは、自分自身への配慮を促すアイテムとして、鏡を使います。
3歳を過ぎたらマイ姿見をセット
p65「鏡を見る練習」より
自分を客観的に見られるようになる行動の代表が「鏡を見る」ことです。子どもが全身を見られる高さに、専用の姿見をセットしましょう。
鼻水が垂れている時に、何も言わずに親が拭きとってしまっては、何の気づきも生まれません。「ちょっと、鏡を見に行ってみようか?」と誘い、自分の鼻水が垂れていることを、自分で見て発見させてあげましょう。
3~6歳までの実践版 モンテッソーリ教育で自信とやる気を伸ばす!
赤ちゃんが鏡の中の自分の姿を自分だと理解するのは、1歳半〜2歳という研究結果があるようです。
その前後で、鏡の役割は変わりますが、子供の成長にとって、良い刺激を与えるアイテムであることは、間違いないと思います。
子供に鏡を見せたらダメって本当?
昔からの言い伝えで、「子供に鏡を見せてはいけない」という話も聞くことがあります。
本当でしょうか?
地域によって理由は諸説あるようですが、
- 目が悪くなる
- 魂をとられる
- 幼顔になる
- 疳の虫が強くなる
- 人見知りになる
などと言われているようです。
鏡は昔から神聖なものと考えられ、魂や幽霊との関連があると信じられていたことが、このような考え方につながったのかもしれません。
また、井戸や川など水鏡を覗き込まないように、鏡の割れた破片で怪我をしないように、など、実際の危険から子供を遠ざけるための言い伝えも多いと思います。
ただ、これらの考え方は科学的根拠に基づいていない迷信じみたものであり、最近の教育や発達心理学では、鏡を活用することで子供の成長や自己認識に良い影響があると言われています。
安全面にさえ気をつければ、子供に鏡を見せることは、メリットの方が大きいと思います!
私が実際に感じた鏡の知育効果
私は、双子の娘たちが赤ちゃんの頃から、自分の姿を鏡で見られる環境で育てました。
娘たちの様子から、私が実際に感じた鏡の知育効果についてご紹介します。
赤ちゃん期(0〜1歳くらい)
割れない全身鏡を横にして部屋に置いておきました。
寝返りをして腹ばいができるようになると、とても嬉しそうに、鏡に向かって笑いかけたり、手を伸ばして触ったりしていました。
手で持てるタイプの鏡のおもちゃもお気に入りで、よくのぞき込んでいました。
▼娘が遊んでいるおもちゃはこれ↓
腹ばい期の赤ちゃんが喜ぶ仕掛けがいっぱい。
この時期は、はっきりとした知育効果があるとは言えませんが、周りのものに関心を持ち始めた赤ちゃんに、刺激を与える材料になったと思います。
幼児期(2歳頃から〜)
おしゃれ好きな娘たちは、2歳頃から、着る服を自分で選びたがるようになり、髪の毛も、こういう風にむすんでほしいと、リクエストしてくるようになりました。
お気に入りの服でおしゃれした自分の姿を、鏡の前で嬉しそうに眺めるようになりました。
そして、鏡が役立つと特に感じたのは、3歳で、幼稚園に正式入園してから。
毎朝、ボタンのある制服を着るのですが、自分で着ると、ボタンをかけ違えていたり、えりが中に入ったりして、最初は上手に着れません。
その時、「鏡を見てごらん」と、鏡の前で着させると、一人でも上手に着ることができました。
大人だって、みだしなみをチェックする時には鏡を見ます。
子供にとっても、他人から見た自分を意識するためには、鏡が必要なはず。
双子にとっての鏡の重要性
我が家の娘たちのように、双子にとっては、自己のアイデンティティーを確立させるためにも、鏡が役立ちます。
双子は、親を含め、周りの人たちから、二人で一組として扱われることが多いため、一人の人間としてのアイデンティティーを確立しにくいそうです。
見た目がよく似ている一卵性の双子は、ますますその傾向にあると思います。
双子の母親であるレーネ ・ノロウさんの本に、鏡を見せることが、自己意識を高めるのに役立つと書いてありました。
小さいうちから鏡をそばに置いてやること。小さな子どもは鏡を見ているうちに大人が気づかないようなお互いの細かい違いを発見します。それは、自己意識を高めるきっかけとなります。
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第10章 自立・アイデンティティー強化への手助け
娘たちも、それぞれ好みのおしゃれをして、鏡の前で自分たちの姿を確認することで、お互いが別々の個性を持った一人の人間なんだ、という認識を強くしてくれたら嬉しいです。
子供にも安心!おすすめの割れない全身鏡。
子供が全身を見られるように置く鏡は、万が一、倒れてきても大丈夫なように、軽くて割れないものが安心。
「軽い・割れない全身鏡」でおすすめの素材は2種類あります。
私は、両方を購入して試してみたので、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
樹脂ミラー(プラスチックミラー、アクリルミラー )
娘たちが赤ちゃんの頃、最初に購入したのが樹脂ミラー。
透明性の高いアクリルやポリカーボネートなどの上に、アルミめっきにより反射層を形成した鏡です。
樹脂ミラーのメリット
- 軽い
- 頑丈で、押しても凹まない
樹脂ミラーのデメリット
- 歪んで見える(遠くから見ると特に)
- 直接貼るタイプが多い
- 価格が高い
頑丈な作りなので、赤ちゃんが押したり触ったりしても壊れる心配がないのがメリット。
ガラスの鏡とは違って、割れて破片が飛び散る心配もありません。
デメリットは、少し歪んで見えること。鏡から離れて見ると、特に歪みが気になります。
裏面のシールで直接貼り付けるタイプが多いので、貼り付けられる場所も必要です。
リフェクスミラー(フィルムミラー)
娘たちが幼稚園に正式入園して、もう少しきれいに見える鏡が欲しいと買い直したのが、リフェクスミラー。
リフェクスミラーは、特殊加工した高精度のポリエステルフィルムをパネル状にしたグラスレスミラー。
重さは、ガラスのわずか6分の1です。
リフェクスミラーのメリット
- 軽い
- 吊り下げるタイプが多い
- 歪みがほぼない
リフェクスミラーのデメリット
- 押すと凹む
- 価格が高い
メリットは、歪みがほぼないこと。ガラスの鏡と見分けがつかないくらい、きれいに映ります。
枠があって吊り下げられるタイプが多いので、重いものを吊り下げられるピンフックを使えば、壁にも簡単に取り付け可能です。
※フックの耐荷重をご確認の上、ご購入の鏡に合ったものをお買い求めください。
デメリットは、触るとペコペコしていて、強く押すと凹んでしまうところ。
子供は鏡に近づいて触りたがるので、見ていてヒヤヒヤします。
我が家では、子供たちが3歳を過ぎて購入したので、「鏡は触らない」という約束をある程度は守ってくれていますが、常に守れる訳でもなく・・。
触ってすぐに、大きく凹んだりはしませんが、ところどころに、小さな凹みができてしまっています。
フィルムの張り替えもできるようなので、子供たちが成長してから、頼もうかと思っています。
まだ言葉の理解が未熟な、赤ちゃん〜2歳頃までは、触っても丈夫な樹脂ミラーがおすすめ。
ある程度、約束事を守れるようになってからは、見え方がきれいなリフェクスミラーがおすすめです。
まとめ
今回の記事では、「鏡」の知育効果や、おすすめの割れない鏡についてご紹介しました。
ホーム・モンテッソーリ を実践している我が家では、赤ちゃん期は樹脂ミラー、3歳になってからはリフェクスミラーの全身鏡を購入しました。
軽くて、ガラスが飛び散る心配もないので、小さい子供がいる場所でも安心して使えています。
知育効果も感じているので、高い買い物ですが、買ってよかったです。
今回は以上です。
▼樹脂ミラー
▼リフェクスミラー