幼稚園の4年保育(未就園児クラス)に通うメリット・デメリットについて知りたい!
- 4年保育とは?
- 私が4年保育を選択した理由
- 私が実際に感じた4年保育のメリット
- 私が実際に感じた4年保育のデメリット
hiyoko
この記事を書いている私は、2019年に双子の女の子を出産、現在子育て中。双子妊娠や双子育児について、実際の経験に基づく情報を発信しています。
2歳になった双子の娘たちが、4年保育の幼稚園に入園しました。
- 徒歩で通えるところに4年保育の幼稚園があったこと
- 活発になった双子の家庭保育に限界を感じたこと
が入園の理由でした。
とはいえ、まだ2歳。
まだまだママと一緒にいたい時期に、集団生活に入れることへ迷いもありました。
それでも、実際に入園させてみて、私は本当に育児が楽になり、メリットの方を大きく感じています。
この記事では、実際に娘たちを幼稚園の4年保育に通わせて、感じたメリット・デメリットについてまとめました。
4年保育とは?
私立幼稚園では、3歳から3年保育が入園が主流となっていますが、最近は、その前年から保育・教育を受けられる幼稚園が増えています。
「4年保育」、「プレ保育」、「未就園児クラス」とも言われます。
3歳の誕生日の前日から入園できる満3歳児保育、2歳から入園できる2歳児保育もあります。
週に数日だけ保護者と一緒に通園するものから、毎日保護者と離れて通園するスタイルまで、園の方針によって様々です。
双子の娘たちが入園したのは、「2歳児クラスに、初日から親と離れて毎日通園(給食あり)」という、しっかり集団生活を送ることになる園でした。
4年保育を選択した理由
私が悩んだ末に、4年保育を選択した理由は以下です。
- 双子の家庭保育の限界
- 娘たちの人見知り
- 年少で確実に幼稚園に入れたかった
双子の家庭保育の限界
娘たちが1歳の頃は、3歳までは家でゆっくり過ごして、年少で入園すれば良いとのんびり構えていました。
しかし!2歳を過ぎた頃から、体力も運動能力も言語能力も急成長した娘たち。
高い所にも手が届き、少し目を離したすきに、危ないものを触っていたり、大事なものを壊したり、一時も目が離せない状態に。。
そして、おしゃべりが上手になったことで、自己主張が始まり、要求が多い&細かい!思い通りにならないと、癇癪が始まります。
さらに大変なのが二人のケンカ。物を取り合い、順番を取り合い、ママを取り合い・・ちょっとしたことが原因で、ケンカが絶えません。
1歳の頃より、ずっとイライラすることが増えた双子育児。
こちらも忍耐の限界で、嫌な怒り方をしてしまうことが増えてしまいました。
これは、外に預ける時間を作らないといけない、と切実に考えるようになりました。
娘たちの人見知り
我が家の娘たちは、家ではよく喋り活発なのですが、外で誰かに話しかけられると、下を向いて親の後ろに隠れてしまっていました。
公園や支援センターでも、たくさんの子供が遊んでいる場所には、あまり近寄りませんでした。
二人を連れて、人の多い場所に行くのが難しく、人気のない公園と家との往復の日々になってしまっていたのが原因かもしれないと、少し気になっていました。
近所に一緒に遊べるお友達もいないので、幼稚園で先生やお友達と過ごせるのは、いい刺激になるのでは、と思えました。
年少で確実に幼稚園に入れたかった
我が家から通園可能な幼稚園は3園あります。
公立のこども園、お受験系の私立附属幼稚園、4年保育のある私立幼稚園。
公立のこども園は抽選の年もある、私立附属幼稚園は受験の倍率がそれなりに高そう、4年保育の幼稚園は年少での入園枠は少ない・・という状況でした。
抽選や受験の際に、二人そろって入園できるという確約もありません。
双子を年少で確実に入園させるためには、4年保育の私立幼稚園に2歳から通うというのが、一番心配のない選択肢でした。
これらが、私が双子の娘たちを2歳から幼稚園に入れることにした理由です。
次に、実際に感じた、4年保育のメリット・デメリットについてまとめてみます。
4年保育のメリット
実際に双子の娘たちを通わせてみて、感じたメリットがこちら。
- 子供たちの1日が充実する
- 子供たちの成長が感じられる
- 親に子育ての余裕ができる
- 年少で確実に入園できる安心感
子供たちの1日が充実する
幼稚園に入れる前は、朝食の片付け、お昼ご飯の準備をしてから出かけるため、11時前くらいから1時間くらい、公園や支援センターで遊ぶというだけの日々でした。
入園してからは、朝9時からお友達や先生と遊べるので、子供たちが外の世界と触れ合う時間が増えました。
また、幼稚園では、裸足で泥遊びや水遊び、様々な季節の遊びなど、家ではできない遊びをたくさんしてもらえるので、子供たちの一日は、前よりも充実したように感じます。
幼稚園で疲れてくるので、夜も8時くらいにすんなり寝てくれ、朝6時くらいまでぐっすり寝てくれます。
幼稚園に行き始めてから、家族みんなで、以前よりも朝方の生活リズムになりました。
子供たちの成長が感じられる
幼稚園での集団生活が始まってから、娘たちに次のような良い変化が見られました。
- 食事を前よりも早く食べるようになった
- お片付けが少しだけできるようになった
- 二人の間で、譲り合う姿が見られるようになった
- 人の多い場所でも萎縮しにくくなった
月齢的な成長によるものかもしれませんが、やはり集団生活で、先生やクラスメイトたちと過ごすことで、得られたものが大きいのではと思います。
親に子育ての余裕ができる
娘たちを幼稚園に行かせたことで、私は平日に4時間くらいの自由時間が持てるようになりました。
体調不良で呼び出されることも考えると、遠出はできませんが、家の中を片付けたり、ゆっくりお昼ご飯を食べたり、少しお昼寝したりする時間ができました。
お昼ご飯も給食で食べてきてくれるので、作ったり片付けの手間もなし。
体力的にぐんと楽になり、娘たちに優しく接する余裕ができました。
年少で確実に入園できる安心感
4年保育に入園したことで、3歳になると、自動的に年少クラスに進級できます。
日々の子育てに追われながら、面接の対策をしたり、抽選に並んだりする煩わしさから解放されたのは大きいです。
心配症なので、もしどこにも入れなかったらどうしよう・・という不安がないのもありがたいです。
たくさんのメリットがある4年保育ですが、良いことばかりではありません。
次に、娘たちを通わせてみて感じたデメリットについてもまとめます。
4年保育のデメリット
金銭的な負担が大きい
幼児教育・保育の無償化の対象は3歳からなので、2歳で入園すると、親が保育料も実費で負担しないといけません。
娘たちが通う幼稚園では、保育料、教育充実費、諸経費、給食代・・などを含めると、1ヶ月で一人3万5千円強の負担になります。
その他にも、入学金や制服代など、出費はかさみます。
誕生日を迎えて満3歳になると、4年保育の途中から、保育料は無償になるので負担はグッと減ります。
4月、5月生まれですぐ3歳になるような子は、年少で入園するよりも、無償化の恩恵を早くから受けられるので、お得ともいえます。
通園の負担
イヤイヤ期真っ只中で、反抗ばかりする2歳児を、毎日幼稚園に連れて行くのは大変です。
朝ごはん、着替えなどの朝の準備も、時間に追われながらなので、イライラしがちです。
2歳だと、園バスを利用できない場合が多いので、基本的には親が送迎しなければなりません。
我が家は、幼稚園まで徒歩20分なので、双子ベビーカーで通園しています。
寒かったり、暑かったり、雨の日もあるので、通園の負担はそれなりにあります。
週末で、次の日が幼稚園が休みだと、ほっとしている自分がいます。
病気をもらってくる
話には聞いていましたが、集団生活が始まると、やはり病気をもらってきます。
幼稚園に行く前は、風邪は半年に1回くらい、熱もほとんど出したことがありませんでした。
それが、幼稚園に行きだすと、次々と風邪をもらってきて、常に鼻水や咳が出ている状態に・・。
私や夫も風邪をもらって、いつも喉が痛かったです。
ただ、それも最初の1〜2ヶ月がピークで、その後は親子共に、体が慣れていきました。
大変なのは、今は、感染症対策に慎重な対応がされていて、風邪症状や微熱があると、登園を控えるよう言われてしまうところです。
誕生日前で、保育料を実費で負担している時期だと特に、休む日が多くなってしまうのは辛いです。
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登園拒否の対応に悩む
年保育に入れたからといって、子供がすんなり通ってくれるとは限りません。
初めて親と離れるんですから、当然、泣きます。
娘たちは、最初は、訳が分からなかったのか、泣かずに行きました。
ホッとしたのも束の間、GW明けから、
「ママがいなくて寂しい」「幼稚園行かない」
と泣くようになってしまいました。
行かないと言えば休めると思われては困ります。
「そうだよね、寂しいよね。」と気持ちは共感しつつも、ベビーカーに無理矢理乗せて、幼稚園に連れていきました。
幸い、泣いても連れて行くのを3日ほど繰り返すと、諦めたのか、慣れたのか、あまり泣かずに通えるようになりました。
子供が行くのを嫌がった時、まだ2歳の子を無理矢理、集団生活に入れるのが正しいのか、かなり悩み、心が痛みました。
ただ、娘たちの様子を見ていると、幼いほど環境への適応力があると言うのも本当だと思います。
他の幼稚園を選べなくなる
娘たちの通う幼稚園では、「必ず3歳児クラスに進級すること」が2歳児クラス入園の条件でした。
この条件に、拘束力がある訳では無いと思います。
それでも、入園金も支払っていますし、一年も通うと、クラスのお友達やお母さん方との人間関係もできてきます。
その中で、一年お世話になった幼稚園に不義理をするのは、やむを得ない事情がない限り、気持ち的に厳しいものがあります。
4年保育の幼稚園に入園する時点で、3歳からも継続して通いたいと思える幼稚園か、しっかり見極める必要があります。
もし、他に行かせたい幼稚園がある場合は、4年保育は諦めて、一時預かりなどを利用しながら、3年保育や2年保育での入園を待つ方が良いかもしれません。
まとめ
この記事では、双子の娘たちを4年保育の幼稚園に入園させて感じた、メリット・デメリットについ書きました。
もう一度まとめます。
4年保育のメリット
- 子供たちの1日が充実する
- 子供たちの成長が感じられる
- 親に子育ての余裕ができる
- 年少で確実に入園できる安心感
4年保育のメリット
- 金銭的な負担が大きい
- 通園の負担
- 病気をもらってくる
- 登園拒否の対応に悩む
- 他の幼稚園を選べなくなる
4年保育は、2歳という幼さで入園させる分、メリットもデメリットも大きく感じる気がします。
4年保育を選択して良かったと感じるかどうかは、それぞれの家庭環境や、子供の生まれ月、性格、発達状況などによると思います。
我が家は、双子であるため、色々とデメリットはありつつも、やはり日々の育児負担が軽減されるメリットの方が大きく、入園させて本当に良かったと感じています。
体力的に無理をさせているかも・・と感じる場面はありますが、
先生とおしゃべりし、お友達と同じ空間で遊びや食事をし、習った手遊びや歌を家でも再現している姿を見ると、2歳なりに、立派に社会生活を送っているんだな・・と胸が熱くなります。
ひと足早く始まった、娘たちの幼稚園生活をこれからも見守っていきたいと思います。
今回は以上です。